マヤの遺跡か?水中の巨大洞窟で発見された神殿や陶器、人骨も(メキシコ)

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 今年1月半ば、大規模な水中洞窟を探索している考古学者たちが、メキシコのユカタン半島で2つの水中洞窟のつながりを発見し、世界最大の水中洞窟の存在が明らかとなった。

 そして今月2月19日、この巨大洞窟の調査を続ける研究者が新たな遺物に関する情報を公開している。

 古代マヤ文明にまつわる遺物も期待される調査では、洞窟に迷い込んだ人間の遺骨のほか精緻な作りの神殿や陶器などの人工遺物も見つかっているという。

Archaeologists find fossils, Mayan relics in underwater cave

先月発見されたばかりの世界最大の水中洞窟

 メキシコのユカタン半島にある水中洞窟系、サク=アクツン・システム(Sac Actun System)は、大規模な鍾乳洞としても有名で、全長約263kmの世界最大級の水中洞窟システムとみなされてきた。

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 しかもこの洞窟は今年1月の調査により、全長約83kmのドス・オホス(Dos Ojos)という水中洞窟系につながっていることが判明したばかりで、現在はこの2つが全長約346kmという地球上で最大の水中洞窟系を成すと考えられている。

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絶滅した動物の化石や人工遺物も発見

 そして今月、研究者たちがこの巨大な洞窟系内の探索結果を報告している。

 なお、こうした研究はメキシコ国立人類学研究所(INAH)が主催するプロジェクトの一部であり、調査にあたる研究者らは自らダイビング機材を装備し、2つの水中洞窟内を潜水しつつ、数千年にわたり残存する古代遺物を探索している。

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image credit:The National Institute of Anthropology and History (INAH)

 
 彼らの報告によると、複雑に入り組んでいるこれらの洞窟内には入ったまま出られずに息絶えた動物や人間の痕跡も見つかったという。

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 そこには巨大なナマケモノやクマのほか、更新世の後期に最も多数の集団を成した絶滅種のゾウにつながる生物の化石も含まれていた。

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 さらに焼かれたヒトの骨のほか、陶器や壁画、マヤ神の精巧な神殿などの人工遺物も見つかっており、この洞窟につながる何百もの陥没穴周辺では儀式を思わせる精緻な痕跡が多数見られた。

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 研究者たちは、こうした過去の断片からはるか更新世(約258万〜約1万年前まで)にさかのぼる歴史を少しずつまとめていくという。

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image credit:The National Institute of Anthropology and History (INAH)

 

水中洞窟を神聖な場所とみなしていた古代マヤ人

 また、彼らはこれらの洞窟内の水位が時間とともに変動すると考えており、この洞窟が深刻な干ばつ時の水源になっていたとみている。

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 古代のマヤ人は洞窟を尊い場所として崇め、その中でも水につながる洞窟はきわめて神聖な場所とみなしていた。彼らの信仰の裏側には、気象災害をしのぐさまざまな知恵が盛り込まれていたのだろうか。

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 今や世界最大規模の水中遺跡となったマヤの巨大洞窟。今回の調査で見つかった多数の遺物から、また一歩古代マヤの謎に迫る新たな史実が紐解かれることになりそうだ。

調査の様子はこの動画でも紹介されている
Divers discover 215-mile-long cave in Mexico full of Mayan relics
References:ufosightingshotspotなど /written by D/ edited by parumo
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