もっとも危険な心霊写真?「アステカの祭壇」とは?

14d86158-85d1c5b1618f1573b515724e50cfc60af92e0f89

1998年から2001年頃にかけて、フジテレビの人気バラエティ番組「奇跡体験!アンビリバボー」内では、視聴者から投稿された心霊写真を様々な霊能者が鑑定するという特集コーナーが人気を集めていた。その特集コーナーにおいて、撮影された日時、写っている人物や場所などが全て異なるはずの複数の写真に、同じような不可解な物体が写り込んでいるものが取り上げられた。その番組内において、霊能者の立原美幸は「これは、ある残酷な儀式に用いられた台である」と鑑定したという。その後、インターネット上では、その心霊写真は「アステカの祭壇」と呼ばれるようになり、いつしか「その写真を見ると、必ず不幸なことが起こる」というような不吉な噂が囁かれるようになった。

スポンサーリンク

「アステカの祭壇」とは?

「アステカの祭壇」とは、1998年から2001年頃にかけて、フジテレビの人気バラエティ番組「奇跡体験!アンビリバボー」内で組まれていた、視聴者から投稿された心霊写真を様々な霊能者が鑑定するという特集コーナーの中で取り上げられたことがある、「もっとも危険な心霊写真」とされている写真のことである。

その写真には、赤色やオレンジ色をした台のような形をした不可解な物体が写り込んでいる。この謎の物体が写り込んだ写真は何枚も確認されているが、なぜか全て撮影された日時、写っている人物や場所などが異なる状況で撮影されたものだった。

その番組内において、霊能者の立原美幸は「これは古い時代に、ある残酷な儀式に用いられた台である」と鑑定したという。またこの番組の放送後、フジテレビには「何というものを放送したんだ」、「あの映像は二度と放送してはいけない」といった内容の抗議やクレームの電話などが、日本全国の霊能者から殺到したという。実際、2002年以降は「奇跡体験!アンビリバボー」内で心霊写真に関する特集コーナーが組まれることはほぼ無くなっており、その原因になったとも言われている。

その後、インターネット上では、その心霊写真は「アステカの祭壇」と呼ばれるようになり、いつしか「アステカの祭壇が写ると、その写真に写った者は亡くなってしまう」、「その写真を見ると、必ず不幸なことが起こる」というような不吉な噂が囁かれるようになった。

アステカ文明における人身御供

201602050102

この「アステカの祭壇」という呼び名は、北アメリカのメキシコ中央部にてアステカ文明が栄えていた時代、アステカ人が神への生贄として人間の命を捧げる儀式である、「人身御供」の際に用いていた祭壇のことを指していると思われる。

古代からアステカ人は、いつか太陽が消滅してしまうかもしれないという危機感を持っていた。それはアステカ神話に登場する太陽神ウィツィロポチトリと夜の神テスカトリポカが、地上から遥か上空で戦い続けており、太陽神ウィツィロポチトリが負けてしまった場合、二度と朝が訪れなくなるものだと信じ込んでいたためである。そのため、アステカ人は太陽が消滅し、作物が育たなくなってしまうことを恐れ、太陽神ウィツィロポチトリに力を与えるために生贄として多くの人間の心臓を捧げ続けていたのだという。

この生贄に選ばれた人間は、祭壇に備えつけられた石のテーブルの上に仰向けに寝かされ、何人もの神官に頭部・両腕・両脚を抑え付けられる。そして、黒曜石で作られたナイフを使って、生きたままの状態で胸部を切り裂かれ、その心臓を神官が手掴みで体内から取り出し、天へと掲げたのだという。また人間の命を生贄に捧げる方法としては、心臓を取り出す以外にも生きたままの状態で皮を剥いだり、火の中へと放り込むという残酷な儀式などが存在していたものと考えられている。

その真相とは?

201602050103

この「アステカの祭壇」と呼ばれている写真に写り込んだ物体は、全て赤色やオレンジ色など、赤系の色をしている。一般的に赤色の可視光線は、その波長が他の色に比べて一番長いため、もっともフィルムに入り込みやすい色であり、撮影時の失敗では、ほとんど赤系の色の影のようなものが写り込んでしまう。そのため、一般的に心霊写真だと疑われている写真の多くは、赤系の色をした謎の物体が写り込んでいるというものであり、その「赤」という色が「血」をイメージさせるため、人々の不信感をさらに強める要因となっている。

恐らく、撮影された日時、写っている人物や場所などが全て異なる複数の写真に、同じような物体が写っていることから推測すると、安物のインスタントカメラなどを使って撮影が行われており、単純にカメラ内部の部品によって感光が妨げられ、フィルムの一箇所に光が集中して入り込んでしまったという可能性が高い。実際、このような撮影の失敗による写真は多く存在しており、現像時に「不手際があり、現像が行えなかった」という理由で省かれているだけで特に珍しいことではない。またフィルムを必要としないデジタルカメラが主流となっている現在では、「アステカの祭壇」を含め、一般的に心霊写真と呼ばれる写真が撮影されるということ自体が、ほぼ無くなっているような状況である。

番組の放送後、フジテレビに寄せられたという大量の抗議やクレームの電話については事実関係は不明だが、日本全国の霊能者からではなく、写真の撮影・現像に携わるプロの人々によるものだと推測される。その場合、「何という、いい加減な番組を放送したんだ」、「あのデタラメな映像は、二度と放送してはいけない」という内容の苦情が殺到したことが、紆余曲折して誤って伝わったのだとすれば辻褄が合う。また2002年以降から、「奇跡体験!アンビリバボー」内で心霊写真に関する特集コーナーが組まれることがほぼ無くなったのは、単純にスポンサー絡みの可能性だという意見が多く、現在ではこの番組に関係なく、ゴールデンタイムにフィクションであることを明言していない心霊番組が放送されることは、全体的に少なくなってきている状況である。

またこの一連の写真が、インターネット上で「アステカの祭壇」と呼ばれるようになった経緯は不明だが、人間を神への生贄とする「人身御供」については、アステカ文明以外でも古い時代から世界各国でいくつも確認されており、かつては日本国内でも行われていたような儀式である。またアステカ文明における人身御供では、生贄に選ばれた人間にとっては名誉なことでもあり、生贄には外見が高潔で健康な者が選ばれていたという。その儀式自体は残酷なものに思えるが、自分の家族を飢饉から救うために自ら生贄に名乗り出る者もおり、必ずしも強制されていたという事実は存在しないのである。

関連動画

管理人から一言

霊能者の立原美幸さんについては、またの機会に…。
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

話題のニュース

  1. 4e244e1f-fcde95400e3062b0598746faea8ad84d447c8777
    1:以下、名無&…
  2. 2ae9d2aa-s-856b4d664bb1222f6d74d988b3b2da020f59f838
    2: 名無しさん@…
  3. ea1c6b4d-4842af0910f0b2510e65934fbf4a5b5ff325bdba
     先日、太陽…
ページ上部へ戻る