女性を昇天させてしまう。ハワイに存在する媚薬キノコを検証(米研究)

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 ハワイの火山の斜面に自生する明るいオレンジ色のキノコ( Mamalu o Wahine)には、女性にのみ媚薬効果を発揮するそうで、15年前に実施された研究によれば、女性の半数がその臭いを嗅いで、昇天したというのだ。
 
 今回、ある女性レポーターが体を張ってそのキノコのニオイを嗅いでみることを試みた。その結果・・・

 そのニオイは、いまだ嗅いだことのないニオイで、想像を絶する強烈な感覚を味わったという。「それは明らかに、これまで私の鼻腔を襲った過去最悪の臭いだったわ。腐って溶けたマナティーの死骸よりも最悪」とクリスティー・ウィルコックスさんはブログに投稿している。

 女性を快感に導くとされるキノコは、600〜1,000年前の溶岩堆積の上に生える。網のような傘をしていることから”ヴェールをまとった貴婦人”との呼び名があるこのキノコは、キヌガサタケ属の仲間だと考えられている。高さ25cm、傘の幅4cmほどに育ち、強い悪臭があるが食用することもできる。

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 2001年に『インターナショナル・ジャーナル・オブ・メディシナル・マッシュルーム』に掲載されたその媚薬効果についての研究では、女性16人と男性20人の被験者にこのキノコを嗅いでもらい、悪臭かどうか答えてもらった。

 するとその臭いを嗅いだ女性6人が快感を得た。また少量を嗅いだ10人からは心拍数の上昇が見られたという。

 この論文では、このユニークなキノコの悪臭には著しい性的興奮を引き起こす特徴があると論じられている。これらの結果は、胞子の揮発性物質に含まれる化合物のようなホルモンが、性行為で見られる人間の神経伝達物質に似ている可能性を示唆しているのだという。

 しかし、ウィルコックスさんはそれほど納得していないようだ。
 
 「名前をつけなくちゃいけないんだったら、一番ぴったりなのは発酵し腐りかけているか、病気持ちの男性のスペルマじゃないかしら」とコメントする彼女。

快感を得るか悪臭を感じるかは鋤鼻器の有無による

 研究を行ったジョン・ホリデー氏によれば、快感を経験した女性には鋤鼻器(じょびき:口腔内の食物の臭いを感じる器官で、哺乳類ではフェロモン様物質の受容に特化している器官)があるのだという。これがない女性は反射的に不快感を感じる。人間の55%が鋤鼻器を有しており、その割合はキノコの臭いに対して好意的な反応を示した女性の割合と同じなのだそうだ。

 ちなみに、鋤鼻器を持つ人の割合には異論があり、例えば90%以上の人に最低1つは鋤鼻器の穴があるとする研究もある。したがってホリデー氏が正しいのかどうかは不明だ。

 キヌガサタケ属の仲間は非常に成長が早く、わずか45分で”花”を咲かせる。その強烈な臭いは繁殖に関連すると考えられている。また、この仲間は昔から特別な力を持っているとみなされてきた。

キヌガサタケの成長タイムラプス映像

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 メキシコでは儀式に使用されるほか、ニューギニアでも神聖視されている。ナイジェリアには”アクフォデワ(Akufodewa)”というスッポンタケの仲間がヨルバ族に知られている。その名は”狩人垂涎の的”の意である。これはその強烈な臭いゆえに、動物の死体の臭いと間違えて狩人を引き付けることに由来する。さらに中国南部のミャオ族は、咳、赤痢、腸炎、白血病など、様々な症状の治療薬として服用してきた。

via:.begellhousediscovermagazinedailymail・translated hiroching / edited by parumo

 ちょっとどんなニオイなのか一度でいいから嗅いでみたくなっちゃったじゃないか。ちなみにハワイのこのキノコ、「Mamalu o Wahine」で画像検索をかけると、この画像がでてくるんだけど、どっちの画像が本物なのだろう?どっちも同じなのかな?

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